Ubunt 11.10:端末に次のメッセージが表示された場合。

端末に、こんなメッセージが表示される場合があります。


「管理用ディレクトリ (/var/lib/dpkg/) をロックできません。これを使う別のプロセスが動いていませんか?」
(「apt-get autoremove」を使った際等)


たぶん「Synaptic パッケージマネージャ」が起動したままだと思います。
「Synaptic パッケージマネージャ」を閉じて、再度コマンドを実行すれば、コマンドが実行できると思います。


Ubuntu 11.10:CCleanerの代わりになるソフト

windows用アプリで「CCleaner」というものがあります。
web閲覧履歴やcookieを削除したり、レジストリの問題点を解決してくれたりするソフトです。


この「CCleaner」に近いソフトが、Linux用にもあります。
「BleachBit」という名前のソフトです。
Ubuntu 11.10での使い方等を紹介したいと思います。



■入手方法

・Ubuntu ソフトウェアセンターを開きます。
・右上にある検索窓に「BleachBit」と入力します。
・ソフトが検索されるので、クリックして、インストールをします。




■起動方法

・Unityを使っている場合

右側ランチメニューより「Dash ホーム」を選択します。
上部の検索窓に「bleachbit」と入力します。
検索で表示されたBleachBitをクリックして起動します。
(システム関係のキャッシュ等も整理した場合は「BleachBit(as root)」を選択します。)


・GNOMEを使っている場合

上部メニュー「アプリケーション→システムツール→BleachBit」で起動できます。
(システム関係のキャッシュ等も整理した場合は「BleachBit(as root)」を選択します。)


■使い方

・初回起動時には「設定」ウィンドウが表示されます。
・とりあえず「閉じる」を押して、ウィンドウを閉じてください。
・Bleach Bit本体が起動します。左側に、削除設定項目が表示されます。
・それぞれの項目名をクリックすると、簡単な説明が表示されます。
・実行したい処理項目があれば、チェックボックスをクリックして、設定を有効にしてください。
・チェックが終わったら、上部にある「プレビュー」を押すと、削除される項目が一覧で表示されます。
・特に問題がなさそうなら「削除」ボタンを押します。


これで、履歴の削除や、キャッシュの削除ができます。



Ubuntu 11.10:Sambaの古い共有情報を削除する方法。

デスクトップからの操作で、ホームフォルダ内に「aaa」というフォルダを作ったとします。
プロパティの共有タブより「このフォルダを共有する」にチェックを入れて、共有したとします。
この「aaa」フォルダを削除しても、実は、共有情報は残ったままです。


もう一度、ホームフォルダ上に「aaa」というフォルダを作ると、共有していたWindowsパソコン上に再度、共有フォルダとして表示されます。
プロパティで「aaa」フォルダの共有情報を確認しても「このフォルダを共有する」にはチェックが入っていない状態にも関わらずです。


共有する際に「共有名」を別の名前で設定した際も同じ現象が起こります。


これらの共有情報は「/var/lib/samba/usershares/」フォルダ内に格納されています。
「共有の必要がなくなったもの」や「削除したフォルダの共有情報」は削除しておきましょう。



■いらなくなった共有情報の削除方法


端末より以下のコマンドを実行します。


$ cd /var/lib/samba/usershares/
$ ls
aaa  share  temp


Sambaの共有情報が表示されます。


この中から、いらないものを削除しましょう。
端末より以下のコマンドを実行します。
(今回は「aaa」を削除することとします。)


$ sudo rm aaa
[sudo] password for xxx:現ユーザーのパスワードを入力します。



以下のコマンドでSambaを再起動します。


$ sudo service smbd restart


これで「aaa」フォルダの共有情報は削除され、共有していたWindows上にもフォルダが表示されなくなります。


Ubuntu 11.10:Sambaで共有公開しているフォルダの一覧表示

端末から以下のコマンドを実行します。


$ ls /var/lib/samba/usershares/


これで、公開しているフォルダの一覧が表示されます。


中には、削除してしまった、共有フォルダの情報も含まれています。
これらを削除するには、以下の記事を参照してください。

Ubuntu 11.10:Sambaの古い共有フォルダ情報を削除する方法。



Ubuntu 11.10:Sambaの再起動方法

古いバージョンのUbuntuでは、端末で以下のコマンドを実行すれば、Sambaの再起動ができました。


$ sudo /etc/init.d/samba restart



Ubuntu 11.10では以下のコマンドで、Sambaの再起動をします。


$ sudo service smbd restart




Ubuntu 11.10:使われなくなったパッケージの削除方法

何かのソフトをインストールすると、それに関係したパッケージもインストールされます。


インストールしたソフトを端末で指定して、削除すると、依存関係にあるパッケージは残ってしまうようです。
どこからも使われていないパッケージを削除するには端末から、以下のコマンドを実行します。


$ sudo apt-get autoremove


これで、依存関係を調べて、使われていないパッケージを削除してくれます。

(ソフトウェアセンター等で、インストールや削除をした場合は、依存関係にあるパッケージも削除してくれるみたいです。)


Ubuntu 11.10:windows用のプログラムを起動できるようにする方法

Wineを使うことで、Ubuntu上で、Windows用のアプリケーションを起動することができるようになります。 Ubuntu ソフトウェアセンターを開きます。


右上にある検索窓に「wine」と入力します。


「Wine Microsoft Windows Compatibility Layer」を選択してインストールします。
ソフトウェアセンターからついでに、「winetricks」、「Q4wine」もインストールしておくと便利です。


winetricks:
wine環境に対して、windows向けソフトを自動でダウンロードしたりインストールしたりできるようになります。

Q4Wine:
wineにインストールしたアプリケーションの管理ができるソフトです。


詳しい使い方は、また別の記事にまとめたいと思います。

Ubuntu 11:10:ワークグループの設定変更方法

Ubuntu 11.10でのWindowsワークグループの設定方法です。
(sambaはインストール済みと仮定します。)



端末より、以下のコマンドを入力します。


$ sudo nano /etc/samba/smb.conf



sambaの設定用ファイルがエディタで開きます。


ファイル内の[global]の下に、「workgroup = XXXX」という記述があります。
(Ctrl+W「workgroup」で検索するとすぐに見つかると思います。)


このXXXXの部分を他のWindowsのワークグループ名と同じにします。
(以下の例では、WORKGROUPを、MYGROUPに変更しています。)



<変更前>

・・・

[global]

## Browsing/Identification ###

# Change this to the workgroup/NT-domain name your Samba server will part of
  workgroup = WORKGROUP
  ↑この部分を変更します。

# server string is the equivalent of the NT Description field
  server string = %h server (Samba, Ubuntu)

・・・




<変更後>赤字部分が変更部分です。

・・・

[global]

## Browsing/Identification ###

# Change this to the workgroup/NT-domain name your Samba server will part of
  workgroup = MYGROUP

# server string is the equivalent of the NT Description field
  server string = %h server (Samba, Ubuntu)

・・・


これでWindowsのワークグループ名が変更できました。


Ubuntu 11.10:画像への直リンクの禁止設定

Ubuntu 11.10にapacheをインストールして、webサイトを公開したとします。


自分のサイト上にある、画像へ直リンクを貼られると、その度に、サーバーにアクセスするため、サーバーに負荷がかかります。


apache2.confの内容を書き加えることで、画像への直リンクを禁止できます。


端末を開き、以下のコマンドを実行します。


$ sudo nano /etc/apache2/apache2.conf


エディタが開きます。 apacheの設定内に以下の記述を追加します。




SetEnvIf Referer aaa.com ok_site
<FilesMatch "\.(jpg|png|gif)$">
order deny,allow
Deny from all
Allow from env=ok_site
</FilesMatch>


これで、画像への直リンクを貼られてもアクセスできなくなります。 (今回の例では、「aaa.com」というサイト内からしか画像が表示できなくなります。)


Ubuntu 11.10:phpMyAdminへのアクセスを制限する方法

端末より、以下のコマンドを実行します。




$ sudo nano /etc/phpmyadmin/apache.conf



エディタが開き、phpMyAdminの設定を変更できるようになります。



<Directory /usr/share/phpmyadmin>以下にアクセス制限の記述を追加します。



<変更前>

<Directory /usr/share/phpmyadmin>
    Options FollowSymLinks
    DirectoryIndex index.php

    ・・・・





<変更後>(赤字部分が追記内容です。)


<Directory /usr/share/phpmyadmin>

    Options FollowSymLinks
    DirectoryIndex index.php


    Order Deny,Allow

    Deny from all             
    ↑指定外からのアクセスを、禁止します。

    Avllow from 127.0.0.1
    Allow from 192.168.1.0/24
    ↑アクセスを許可する場所を記述します。
    

    ・・・・


・上記の例では、localhostと「192.168.1.1~255」からのアクセス(LAN内)のみを許可しています。





apacheを再起動します。
端末より以下コマンドを実行します。




$ sudo apache2ctl restart 



これで不特定な外部からのphpMyAdminへのアクセスはできなくなります。