Ubunt 11.10:Microsoftフォントのインストール方法

Ubuntu 11.10で、MicrosoftのTrueTypeFontをインストールする方法です。
※Ubuntuソフトウェアセンターから、インストールしようと思ったらできませんでした。


インストールは、Synapticパッケージマネージャで実行しました。
※Synapticパッケージマネージャのインストール方法はこちらの記事をご参照ください。



Synapticパッケージマネージャを起動して、検索窓に「ttf-ms」と入力してください。
「ttf-mscorefonts-installer」が見つかると思います。
見つかったパッケージの横にあるチェックボックスを選択し「インストール指定」を行います。



「認証されていないソフトウェアをインストールしようとしています!」
と警告が出ますが、無視して「マーク」を選択します。
Synapticパッケージマネージャ上部メニューより「適用」をクリックします。



「以下の変更を適用しますか?」と尋ねられるので、再度、「適用」をクリックします。
インストールに関しての、認証画面が出ます。
「Do you accept the EULA license terms?」
の横のチェックボックスにチェックを入れて、次へ進みます。



インストールが終了すると、マイクロソフトのフォントが使えるようになります。
LibreOffice Writer等で、ご確認ください。



インストールされるフォントは以下のとおりです。

・Andale Mono
・Arial Black
・Arial (Bold, Italic, Bold Italic)
・Comic Sans MS (Bold)
・Courier New (Bold, Italic, Bold Italic)
・Georgia (Bold, Italic, Bold Italic)
・Impact
・Times New Roman (Bold, Italic, Bold Italic)
・Trebuchet (Bold, Italic, Bold Italic)
・Verdana (Bold, Italic, Bold Italic)
・Webdings

英語フォントばかりですが、firefoxでのファイルの閲覧時やサイト製作時には少し役に立ちます。

Ubunt 11.10:端末に次のメッセージが表示された場合。

端末に、こんなメッセージが表示される場合があります。


「管理用ディレクトリ (/var/lib/dpkg/) をロックできません。これを使う別のプロセスが動いていませんか?」
(「apt-get autoremove」を使った際等)


たぶん「Synaptic パッケージマネージャ」が起動したままだと思います。
「Synaptic パッケージマネージャ」を閉じて、再度コマンドを実行すれば、コマンドが実行できると思います。


Ubuntu 11.10:CCleanerの代わりになるソフト

windows用アプリで「CCleaner」というものがあります。
web閲覧履歴やcookieを削除したり、レジストリの問題点を解決してくれたりするソフトです。


この「CCleaner」に近いソフトが、Linux用にもあります。
「BleachBit」という名前のソフトです。
Ubuntu 11.10での使い方等を紹介したいと思います。



■入手方法

・Ubuntu ソフトウェアセンターを開きます。
・右上にある検索窓に「BleachBit」と入力します。
・ソフトが検索されるので、クリックして、インストールをします。




■起動方法

・Unityを使っている場合

右側ランチメニューより「Dash ホーム」を選択します。
上部の検索窓に「bleachbit」と入力します。
検索で表示されたBleachBitをクリックして起動します。
(システム関係のキャッシュ等も整理した場合は「BleachBit(as root)」を選択します。)


・GNOMEを使っている場合

上部メニュー「アプリケーション→システムツール→BleachBit」で起動できます。
(システム関係のキャッシュ等も整理した場合は「BleachBit(as root)」を選択します。)


■使い方

・初回起動時には「設定」ウィンドウが表示されます。
・とりあえず「閉じる」を押して、ウィンドウを閉じてください。
・Bleach Bit本体が起動します。左側に、削除設定項目が表示されます。
・それぞれの項目名をクリックすると、簡単な説明が表示されます。
・実行したい処理項目があれば、チェックボックスをクリックして、設定を有効にしてください。
・チェックが終わったら、上部にある「プレビュー」を押すと、削除される項目が一覧で表示されます。
・特に問題がなさそうなら「削除」ボタンを押します。


これで、履歴の削除や、キャッシュの削除ができます。



Ubuntu 11.10:Sambaの古い共有情報を削除する方法。

デスクトップからの操作で、ホームフォルダ内に「aaa」というフォルダを作ったとします。
プロパティの共有タブより「このフォルダを共有する」にチェックを入れて、共有したとします。
この「aaa」フォルダを削除しても、実は、共有情報は残ったままです。


もう一度、ホームフォルダ上に「aaa」というフォルダを作ると、共有していたWindowsパソコン上に再度、共有フォルダとして表示されます。
プロパティで「aaa」フォルダの共有情報を確認しても「このフォルダを共有する」にはチェックが入っていない状態にも関わらずです。


共有する際に「共有名」を別の名前で設定した際も同じ現象が起こります。


これらの共有情報は「/var/lib/samba/usershares/」フォルダ内に格納されています。
「共有の必要がなくなったもの」や「削除したフォルダの共有情報」は削除しておきましょう。



■いらなくなった共有情報の削除方法


端末より以下のコマンドを実行します。


$ cd /var/lib/samba/usershares/
$ ls
aaa  share  temp


Sambaの共有情報が表示されます。


この中から、いらないものを削除しましょう。
端末より以下のコマンドを実行します。
(今回は「aaa」を削除することとします。)


$ sudo rm aaa
[sudo] password for xxx:現ユーザーのパスワードを入力します。



以下のコマンドでSambaを再起動します。


$ sudo service smbd restart


これで「aaa」フォルダの共有情報は削除され、共有していたWindows上にもフォルダが表示されなくなります。


Ubuntu 11.10:Sambaで共有公開しているフォルダの一覧表示

端末から以下のコマンドを実行します。


$ ls /var/lib/samba/usershares/


これで、公開しているフォルダの一覧が表示されます。


中には、削除してしまった、共有フォルダの情報も含まれています。
これらを削除するには、以下の記事を参照してください。

Ubuntu 11.10:Sambaの古い共有フォルダ情報を削除する方法。



Ubuntu 11.10:Sambaの再起動方法

古いバージョンのUbuntuでは、端末で以下のコマンドを実行すれば、Sambaの再起動ができました。


$ sudo /etc/init.d/samba restart



Ubuntu 11.10では以下のコマンドで、Sambaの再起動をします。


$ sudo service smbd restart




Ubuntu 11.10:使われなくなったパッケージの削除方法

何かのソフトをインストールすると、それに関係したパッケージもインストールされます。


インストールしたソフトを端末で指定して、削除すると、依存関係にあるパッケージは残ってしまうようです。
どこからも使われていないパッケージを削除するには端末から、以下のコマンドを実行します。


$ sudo apt-get autoremove


これで、依存関係を調べて、使われていないパッケージを削除してくれます。

(ソフトウェアセンター等で、インストールや削除をした場合は、依存関係にあるパッケージも削除してくれるみたいです。)


Ubuntu 11.10:windows用のプログラムを起動できるようにする方法

Wineを使うことで、Ubuntu上で、Windows用のアプリケーションを起動することができるようになります。 Ubuntu ソフトウェアセンターを開きます。


右上にある検索窓に「wine」と入力します。


「Wine Microsoft Windows Compatibility Layer」を選択してインストールします。
ソフトウェアセンターからついでに、「winetricks」、「Q4wine」もインストールしておくと便利です。


winetricks:
wine環境に対して、windows向けソフトを自動でダウンロードしたりインストールしたりできるようになります。

Q4Wine:
wineにインストールしたアプリケーションの管理ができるソフトです。


詳しい使い方は、また別の記事にまとめたいと思います。

Ubuntu 11:10:ワークグループの設定変更方法

Ubuntu 11.10でのWindowsワークグループの設定方法です。
(sambaはインストール済みと仮定します。)



端末より、以下のコマンドを入力します。


$ sudo nano /etc/samba/smb.conf



sambaの設定用ファイルがエディタで開きます。


ファイル内の[global]の下に、「workgroup = XXXX」という記述があります。
(Ctrl+W「workgroup」で検索するとすぐに見つかると思います。)


このXXXXの部分を他のWindowsのワークグループ名と同じにします。
(以下の例では、WORKGROUPを、MYGROUPに変更しています。)



<変更前>

・・・

[global]

## Browsing/Identification ###

# Change this to the workgroup/NT-domain name your Samba server will part of
  workgroup = WORKGROUP
  ↑この部分を変更します。

# server string is the equivalent of the NT Description field
  server string = %h server (Samba, Ubuntu)

・・・




<変更後>赤字部分が変更部分です。

・・・

[global]

## Browsing/Identification ###

# Change this to the workgroup/NT-domain name your Samba server will part of
  workgroup = MYGROUP

# server string is the equivalent of the NT Description field
  server string = %h server (Samba, Ubuntu)

・・・


これでWindowsのワークグループ名が変更できました。


Ubuntu 11.10:画像への直リンクの禁止設定

Ubuntu 11.10にapacheをインストールして、webサイトを公開したとします。


自分のサイト上にある、画像へ直リンクを貼られると、その度に、サーバーにアクセスするため、サーバーに負荷がかかります。


apache2.confの内容を書き加えることで、画像への直リンクを禁止できます。


端末を開き、以下のコマンドを実行します。


$ sudo nano /etc/apache2/apache2.conf


エディタが開きます。 apacheの設定内に以下の記述を追加します。




SetEnvIf Referer aaa.com ok_site
<FilesMatch "\.(jpg|png|gif)$">
order deny,allow
Deny from all
Allow from env=ok_site
</FilesMatch>


これで、画像への直リンクを貼られてもアクセスできなくなります。 (今回の例では、「aaa.com」というサイト内からしか画像が表示できなくなります。)


Ubuntu 11.10:phpMyAdminへのアクセスを制限する方法

端末より、以下のコマンドを実行します。




$ sudo nano /etc/phpmyadmin/apache.conf



エディタが開き、phpMyAdminの設定を変更できるようになります。



<Directory /usr/share/phpmyadmin>以下にアクセス制限の記述を追加します。



<変更前>

<Directory /usr/share/phpmyadmin>
    Options FollowSymLinks
    DirectoryIndex index.php

    ・・・・





<変更後>(赤字部分が追記内容です。)


<Directory /usr/share/phpmyadmin>

    Options FollowSymLinks
    DirectoryIndex index.php


    Order Deny,Allow

    Deny from all             
    ↑指定外からのアクセスを、禁止します。

    Avllow from 127.0.0.1
    Allow from 192.168.1.0/24
    ↑アクセスを許可する場所を記述します。
    

    ・・・・


・上記の例では、localhostと「192.168.1.1~255」からのアクセス(LAN内)のみを許可しています。





apacheを再起動します。
端末より以下コマンドを実行します。




$ sudo apache2ctl restart 



これで不特定な外部からのphpMyAdminへのアクセスはできなくなります。




Ubuntu 11.10:デスクトップ上にゴミ箱を表示する方法


Ubuntuソフトウェアセンターを起動します。
検索窓に「tweak」と入力します。


Advanced Setting(Tweak advanced GNOME3 setting)と書かれたアプリケーションを選択してインストールします。



■Unityを使っている場合

左側メニュー、一番上のアイコン「Dash ホーム」を起動します。
検索窓に「tweak」と入力します。


「高度な設定」というアプリケーションが見つかるので、それを起動します。
左側メニューより、「デスクトップ」を選択します。


右側に表示されるリストから、「Trash icon visible on desktop」を「オン」にします。



■GNOMEを使っている場合

アプリケーション→その他→高度な設定を選択します。
左側メニューより、「デスクトップ」を選択します。


右側に表示されるリストから、「Trash icon visible on desktop」を「オン」にします。


これでデスクトップ上にゴミ箱が表示されます。



Ubuntu 11.10:隠しファイルの表示方法

Ubnuntu 11.10はデフォルトでは、隠しファイルが見れないように設定されています。
以下の方法で、隠しファイルを見ることができます。


■一時的に表示する場合

ファイルブラウザの上メニューより、「表示→隠しファイルを表示する」を選択する。



■常に表示しておく場合

ファイルブラウザの上メニューより、「編集→設定」を選択する。
「表示」タブの項目内の、「隠しファイルとバックアップファイルを表示する」にチェックを入れる。





Ubuntu 11.10:.htaccessが表示されない

Ubuntuのデスクトップ版でファイルブラウザから、.htaccessがある場所を見ても.htaccessは表示されません。


上側メニューより、「表示→隠しファイルを表示する」を選択することで、.htaccessを見ることができます。


Ubuntu 11.10:端末からgeditを使う。

Linuxでは、端末からのファイル編集はviエディタか、nanoエディタを使うのが主流みたいです。
どうしても、viに慣れられなかった僕は、nanoでなんとかしのいできました。


Ubuntuの端末からも実はGUIで編集できるエディタが開けたようです。



端末より、以下のコマンドを実行します。


$sudo gedit 編集したいファイル名


これで、root権限のファイルもgeditを使って、GUIで編集できます。
楽をしたい僕にはぴったりです。


Linux上級ユーザーのみなさんには、笑われるかと思います。
でも一応、知らない人のために、参考までに載せておきます。





Ubuntu 11.10:DiCEの日本語、文字化け対策。

他のバージョンのUbuntuはどうか知りませんが、11.10ではDiCEは見事に文字化けしてくれました。


簡単ですが、以下の方法で解決可能です。

 1.端末より、DiCEを立ち上げます。(DiCEの起動方法はこちらです。)
 2.DiCEを起動したら、端末の文字コードを「EUC-JP」に変更します。


以上で、一時的ではありますが、文字化け対策完了です。
DiCEを使い終わったら、文字コードを、UTF-8に戻すか、端末を終了してしまいましょう。



■端末の文字コードの変更方法(※補足)

端末の上部メニューバーより「端末→文字コードの設定」を選択します。
文字コードを「EUC-JP」に設定します。




Ubuntu 11.10:DiCEの起動方法

「/usr/local/bin」の下にDiCEをインストールしてみました。
(インストール方法等は別途記載予定。)


ググるとDiCEの起動には、端末から以下のコマンドを実行すると書いてありました。


$cd /usr/local/bin/DiCE
/usr/local/bin/DiCE$ sudo diced



・・・起動しませんでした。
我が家のUbuntu 11.10では、以下のコマンドで起動しました。


$cd /usr/local/bin/DiCE
/usr/local/bin/DiCE$ sudo ./diced


しょうもない情報ですが。一応参考までに。


Ubuntu 11.10:apache2の.htaccessを有効にする方法

Apache2は初期状態では、ドキュメントルート下に .htaccessを置いても機能しません。
もしwebページを公開するなら、とりあえず、.htaccessが機能するようにしておきましょう。


■設定方法

端末より以下のコマンドを実行します。


$ sudo nano /etc/apache2/sites-available/default



エディタが開くので、defaultファイルを編集します。
(今回はdefaultファイルを変更する方法を例として記載しています。)



AllowOverride Noneの記述を、AllowOverride Allと変更します。


<変更前>

<VirtualHost *:80>
    ServerAdmin webmaster@localhost

    DocumentRoot /var/www
    <Directory />
        Options FollowSymLinks
        AllowOverride None
    </Directory>

・・・





<変更後>(赤字が変更部分です。)

<VirtualHost *:80>
    ServerAdmin webmaster@localhost

    DocumentRoot /var/www
    <Directory />
        Options FollowSymLinks
        AllowOverride All
    </Directory>


・・・




これで、ドキュメントルート下に.htaccessを設置すれば、アクセス制限等の設定ができます。





Ubuntu 11.10:Word Pressの管理画面へのアクセス制限※執筆中

※清書中


ワードプレスを公開サーバ上にインストールしたとします。
デフォルトでは、ユーザー名とパスワードがわかってしまえば、外部からも管理画面に入られてしまいます。


セキュリティ的に不安を感じるなら、以下の方法で、管理画面にアクセスできるユーザーを制限できます。



.htaccessを作る。

Order Deny,Allow
Allow from 192.168.x.yyy ←許可するユーザーだけ、付け足して置く。 Allow from 192.168.x.zzz    Deny from all

上記の記述をして、ファイルに保存。
作った.htaccessを
/wp-adminの直下に置く。




/etc/apache2/sites-available/default


AllowOverride None

AllowOverride All

に書き換える。

これで外部からログインしようとしても、管理画面にアクセスできなくなります。




Ubuntu 11.10:sudoコマンドの省略方法

Ubuntuではルート権限でのログインを推奨していません。
root権限でログインしていない場合、root権限のファイルにアクセスするためには毎回、先頭にsudoと書く必要があります。



以下のコマンドを実行すると、毎回、sudoと書く必要がなくなります。



$ sudo bash

・ログインしているユーザーのパスワードを入力。


これで、端末を起動している間は、sudoと記述するのを省略できます。





Ubuntu 11.10:apache2のServerNameエラーの解消方法

Ubuntu 11.10にapache2をインストールしたとします。
(インストール方法はこちらをご覧ください。)


アパッチを起動すると、デフォルトで、以下のメッセージが表示されます。


apache2: Could not reliably determine the server's fully qualified domain name, using 127.0.0.1 for ServerName



/etc/hostsを修正すれば、これを解消することができます。



端末を開いて、以下のコマンドを実行します。


$ sudo nano /etc/hosts



エディタが開くので「hosts」の内容を修正します。
デフォルトでは以下のような設定になっていると思います。
(ここでは仮にユーザー名をtest_userとしています。)


127.0.0.1 localhost
127.0.1.1 test_user

# The following lines are desirable for IPv6 capable hosts
#::1 ip6-localhost ip6-loopback
#fe00::0 ip6-localnet
#ff00::0 ip6-mcastprefix
#ff02::1 ip6-allnodes
#ff02::2 ip6-allrouters



これを以下のように書き換えます。
(赤字部分が変更箇所です。)


127.0.0.1       localhost.localdomain localhost test_user
192.168.X.YYY   myhost.mydomein myhost mydomain (1)

# The following lines are desirable for IPv6 capable hosts
#::1 ip6-localhost ip6-loopback
#fe00::0 ip6-localnet
#ff00::0 ip6-mcastprefix
#ff02::1 ip6-allnodes
#ff02::2 ip6-allrouters



上記の(1)のipアドレス、192.168.X.YYYの「X」の部分は、クライアントPCと同一のものを設定します。


例)クライアントPCが、192.168.1.ZZZの場合

・ここの設定の記述は192.168.1.YYYとなります。
(ZZZやYYYは0~255の重複しない数字を任意で設定します。)


これでapache2の起動時や再起動時のエラーメッセージが解消されます。





Ubuntu 11.10:日本語版の入手先

海外のサイトから、Ubuntu 11.10を入手した場合、日本語化に少し手間がかかります。


以下のサイトより、Ubuntu 11.10をダウンロードしてきて、インストールすれば、日本語化の手間が省けます。


Ubuntu Japanese Teamのサイト





Ubuntu 11.10:php5での日本語使用と文字化け対策方法

Ubuntuでは基本、UTF-8という文字コードを使用しています。
そのため、いざphpでサイトやアプリを作っても、文字化けすることが多々あります。



初期設定では、日本語等のマルチバイト文字を使うこともできません。



php.iniを編集して、日本語を使用できるようにします。
文字コードの基本設定をUTF-8に合わせておきます。




■日本語を使用できるようにする。

端末より、以下のコマンドを実行して、php.iniの内容を書き換えます。



$ sudo nano /etc/php5/apache2/php.ini



エディタが開くので、php.iniファイルの中身を編集します。


ファイルの中から「Dynamic Extensions」の項目を探します。
(「ctrl+W」で検索を使うと便利です。)



Dynamic Extensionsに以下の赤字部分を付け足します。


;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
; Dynamic Extensions ;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

; If you wish to have an extension loaded automatically, use the following
; syntax:
;
; extension=modulename.extension
;
; For example, on Windows:
;
; extension=msql.dll
;
; ... or under UNIX:
;
; extension=msql.so
;
; ... or with a path:
;
; extension=/path/to/extension/msql.so
;
; If you only provide the name of the extension, PHP will look for it in its
; default extension directory.

extension=php_mbstring.dll



これで日本語などのマルチバイト文字が使用可能になります。




■文字コードをUTF-8に設定する。

php.iniの中から「default_charset」を検索します。
default_charsetを以下の赤字のように変更します。


default_charset = "UTF-8"
↑「""」が必要です。この行の先頭に 「;」があった場合はそれを取り除きます。




php.iniの中から「mbstring」の項目を探します。
mbstringの項目を以下の赤字のように書き換えます。


[mbstring]
; language for internal character representation.
; http://php.net/mbstring.language
mbstring.language = Japanese

; internal/script encoding.
; Some encoding cannot work as internal encoding.
; (e.g. SJIS, BIG5, ISO-2022-*)
; http://php.net/mbstring.internal-encoding
mbstring.internal_encoding = UTF-8
↑行の先頭に「;」があるのでそれを取り除きます。

; http input encoding.
; http://php.net/mbstring.http-input
;mbstring.http_input = auto

; http output encoding. mb_output_handler must be
; registered as output buffer to function
; http://php.net/mbstring.http-output
mbstring.http_output = UTF-8
 ↑行の先頭に「;」があるのでそれを取り除きます。



これで、phpで日本語が使えるようになります。





■日本語表示の確認

エディタ等を使い、以下のphpコードを記述してみてください。


<?php
echo ("日本語出力できました。");
?>



記述したコードを「test.php」という名前で保存してください。
保存したファイルをapacheのドキュメントルートに置いてください。


localhost/test.phpにアクセスすれば、日本語が表示されたのが確認できると思います。





Ubuntu 11.10:apache2の再起動方法

Ubuntu 11.10でのapacheの再起動方法です。
端末より以下のどちらかのコマンドを実行することで可能です。



$ sudo apache2ctl restart 
$ sudo /etc/init.d/apache2 restart





Ubuntu 11.10:Unityで端末を開く方法

画面の左上にあるランチャー上のアイコン(Dashホーム)をクリックします。


検索窓に「terminal」と入力します。
端末が表示されるので、それをクリックします。




Ubuntu 11.10:apache2のインストール方法

apache2のインストール方法です。
端末より以下のコマンドを実行します。



$ sudo apt-get install apache2



Ubuntu 11.10では、apache2のルートディレクトリは、「/var/www」となります。


Ubuntu 11.10:LAMP環境をインストールする方法

端末を起動して以下のコマンドを実行します。



$sudo apt-get install lamp-server^

(一番最後の^マークを忘れずにつけてください。)


インストールの途中でMySQLのパスワードを聞いてきます。
パスワードを任意で設定してください。


インストール終了後、ブラウザより以下にアクセスして、「It Works!」の画面が出たらインストール成功です。

 
http://localhost/






Ubuntu 11.10:GNOMEを使えるようにする方法

UnityではなくGNOMEを使いたい場合は端末から以下のコマンドを実行します。



$ sudo apt-get install gnome-panel


これでGNOMEが使えるようになりました。


インストールが終了したら一旦ログアウトしてログイン画面に戻ります。


ユーザー名の右横に、ギア型のアイコンが出現します。
それをクリックして、「GNOME Classic」を選択してログインしたらUbuntu11.10でもGNOMEが使えます。





Ubuntu 11.10:Synapticパッケージマネージャーのインストール方法

Ubuntu 11.10ではデフォルトで、Synapticパッケージマネージャーがインストールされていません。


インストールするには端末より、以下のコマンドを実行します。


$ sudo apt-get install synaptic





Ubuntu 11.10:php.iniの場所

Ubuntu 11.10にphp5をインストールしたとします。

php.iniの場所はここになります。


/etc/php5/apache2/php.ini





Ununtu 11.10:httpd.confの場所について

Ubuntu 11.10にApache2をインストールしたとします。
(インストール方法はこちらをご覧ください。)

httpd.confは以下に存在します。


/etc/httpd/conf.d/httpd.conf

この中には何も記述されていません。



以下の2つの箇所にあるファイルが主にhttpd.confの代わりになります。


/etc/apache2/apache2.conf
/etc/apache2/sites-available/default





Ubuntu 11.10:rootのパスワードについて

Ubuntu 11.10は初期インストール状態では、rootにパスワードが設定されていません。
rootはロック状態です。


他の誰かに外部からrootでログインされてしまうと、すべての操作ができてしまいます。
個人情報が盗まれたり、パソコン自体を悪用されてしまう可能性もあります。


そのためUbuntuではrootにパスワードを設定するのは推奨していないようです。
root権限のファイル等へのアクセスは端末から、sudoコマンドを使うことで可能です。


どうしても、rootでログインする必要がある場合はこちらをご覧ください。





Ubuntu 11.10:rootのパスワードの設定と削除

■rootのパスワードの設定

端末を立ち上げて、以下のコマンドを実行します。


$ sudo passwd root

・現在ログインしているユーザーのパスワードを入力します。
・root用のパスワードを入力します。
・確認用に再度パスワードを入力します。

これで、rootでのログインが可能になります。 rootでのログインの必要がなくなったら、忘れずに、パスワードの解除をしておくことをおすすめします。


■rootのパスワードの解除

端末を立ち上げて以下のコマンドを実行します。


$ sudo passwd -l root


これでパスワードは解除され、rootは再度ロックされます。